基本─Windows11編

まずはTRY!写真10枚で短い映像をさくっと作ってみよう

それでは早速動画編集に入りましょう。
まずは基本的な機能を確認するため、写真のみで短い映像を作ります。

まずは「+追加」で、写真を取り込みます。
ちょっと多めに用意しておき、実際にどの写真をどんな順番で並べるかは編集段階で決めるでもいいと思います。

その中から動画に登場させたい順序でストーリーボードにドラッグして並べてください。
順序はストーリーボードの中でも変更できるので、全クリップを選択肢てまとめてストーリーボードにドラッグし、その後ストーリー展開を考えながら順序を変更してもいいと思います。

この写真は、車椅子の母と電車で房総半島に行き、温泉に入り、湖のほとりを散策し、桟橋や道の駅をのんびりまわったプチ旅行のものです。

写真は、特に指定をしなければそれぞれ3秒ずつの表示となります。

この長さを変えたい場合には「3.0」と書かれたところをクリックしてみてください。1秒から7秒の間の好きな時間を選ぶか、一番下に「2.5」など数字を入力することもできます。

複数の写真の表示時間をまとめて変更したい場合にはどうすればいいのか。

その場合には、写真右上の□にチェックマークを入れて選択します。そして選択した写真どの上でもいいので右クリックをして、表示されたメニューの中から「期間」を選び、同じように秒数を指定・入力して「変更」ボタンをクリックします。

並んでいる複数の写真をまとめて選択するなら、左端の1枚を左クリックで選択した後、Shiftキーを押しながら右端の写真を左クリックをすると、その間にある写真もすべて選択された状態になります。

またすべての写真を選択したいなら、どれか1枚を選択した後、Ctrlキー+[A]で写真すべてが選択されます。

冒頭にタイトルを入れてみましょう。
一番最初の写真を選択した状態で、ストーリーボードのメニューから「タイトルカードの追加」をクリックします。そうすると、その手前に青背景で何も書かれていないクリップが追加されました。

その青いクリップを選択し、「テキスト」をクリックするとこんな画面になります。

右側の「タイトル」と書かれた欄に映像タイトルを入力します。今回は「温泉プチ旅行@南房総」とし、旅行の後に改行をいれました。

そして「簡易」「ジョイ」「クラシック」などと書かれたテキストスタイルを切り替えてみてください。文字が途中から浮かび上がったり、背景が動いたりするアニメーション効果が付いていますので、左側のプレビュー画面の再生ボタンを押して確認もしてみてください。

その下の「レイアウト」でテキストを入れる場所を選ぶこともできます。

上部の「背景」をクリックすると背景色を変えることもできます。
適当なタイトルができあがったら「完了」をクリックします。

フィルターをクリックすると、写真の明度・彩度、あと色味などを変えることができます。上手く使うとちょっとノスタルジックな映像などに仕上げることもできます。

せっかくなので、映像を盛り上げてくれるBGMも設定してみましょう。
画面上部右端に「BGM」と書かれたところがあるので、それをクリックします。

プリセットされたBGMがたくさん並んでいます。どんな音楽なのかは各BGMの左端の三角形の再生ボタンをクリックすると試聴できます。今回は穏やかなものがよかったので「アノダイズド」を選び、「完了」をクリックします。

プレビュー画面の再生ボタンを押して再生すると、ちゃんとBGMが追加され、しかも音楽の長さも動画に合わせて調整されていることがわかります。

これでよければ、映像は完成です。
画面右上の「ビデオの完了」をクリックしてください。

ビデオの画質を「高(1080p)」「中(720p)」「低(540p)」から選択し、「エキスポート」ボタンをクリックします。そうするとファイルを保存するための画面になりますので、保存したいフォルダを選び、ファイル名を付けて「エクスポート」ボタンをクリックします。

これで拡張子が「.mp4」の動画ファイルが保存されます。

動画編集では「プロジェクトファイル」と「動画ファイル」は別のもの。
プロジェクトファイルには、どの素材を使うかとか、タイトルをどのように挿入するかなどの情報も盛り込まれていて、後からいくらでも編集作業を繰り返すことができます。一方で一度エクスポートした(書き出した)動画ファイル(この場合は拡張子が「mp4」のもの)は、字幕テキストを変えたり音楽を差し替えたりということはできません。

出来上がった動画ファイルは、クリックすれば再生されますし、YouTubeなどに公開したり、Twitterなどに投稿することもできます。

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