Windows10を利用している人なら、「フォト」というソフト(アプリ)を一度は開いたことがあるかもしれません。写真閲覧用に使う人が多いですが、実はこの「フォト」、簡単に使える写真&動画編集ソフトでもあるんです。特にスマホやデジカメで撮影した写真・動画ファイルからスタイリッシュなムービー作品を簡単に自動で作成する機能は便利!

そんな「フォト」で何ができるのか、まずは見ていきましょう。

 


Windows10標準搭載の無料ソフト

「フォト」は、Windows10に標準搭載されているマイクロソフト社のソフト(アプリ)です。なのでWindows10を利用している人なら最初からパソコンの中に入っています。

以前は「Windowsフォトギャラリー(写真閲覧)」「Windowsムービーメーカー(動画編集)」というソフトがマイクロソフトによって提供されていましたが、2017年1月にダウンロード&サポートが終了しています。またWindows7/8.1で提供されていた写真閲覧ソフト「Windowsフォトビューア―」もWindows10には入っておらず、現在はこの「フォト」に一本化されています。

以前のソフトに慣れている方は、Windows10の「フォト」に戸惑いを感じるかもしれませんが、実は使ってみると面白い機能もあり、またリリース後少しずつ進化もしています。どんなことができるのか、ぜひこの機会にチェックしてみてください。


自動画像認識でテキスト検索もできる写真閲覧ソフト

「フォト」のもっとも重要な機能は、スマホやデジカメで撮影した写真、インターネットからダウンロードした画像などを整理したり、効率よく閲覧できるようにすることです。

写真をただ見るだけであれば「エクスプローラー」で「表示 > 特大アイコン」にすれば同じなのでは?と思うかもしれませんが、写真閲覧ソフトならではの便利な機能がたくさんあり、しっかり使いこなすと、写真を整理したり探したりする手間が大幅に縮小されます。

  • いくつものフォルダに分かれて保管されている写真を一括管理(One Driveも)
  • 「ピクチャ」フォルダなど指定しておいたフォルダに写真が撮り込まれると自動で認識して取り込まれる
  • 自動的に撮影日付別のアルバムが作られる
  • 自分で「北海道旅行2018年」などテーマ別アルバムを作って整理することも
  • 人の顔を自動認識して自動で分類してくれる(名前も追加できる)
  • 人物以外の写真も自動解析して「海辺」「雪」「プレゼンテーション」などのキーワードで探せるように(キーワードにより精度は様々)

人物を顔認識して自動的にラベル付けする機能は「Googleフォト」が有名ですが、クラウドで写真を管理したくないという人もいるでしょう。そんな人でもWindows10「フォト」を利用すれば、かなり近いことが実現できるはずです。

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写真の明るさや色を変えトリミングできる写真加工ソフト

写真を整理したり閲覧したりできるだけではありません。写真の明るさや色味を変更したり、トリミングをしたり、さらには手書きでメッセージやイラストを書き足したりなどもできる、写真加工ソフトでもあるのです。

たとえば、記念写真がちょっと暗めになってしまったという時。明るさを変えることで印象が全く違う一枚になります。また旅行の写真に余計なものが写ってしまっている場合、トリミングでその部分をカットすることもできます。

写真の上に手書きでメッセージやイラストを書き足せる「描画」機能を使えば、友達に送って喜んでもらえるメッセージカードが簡単に作れます。またメッセージやイラストを書き足している過程を動画にして保存することまでできちゃうのです。

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格好いいムービーが簡単に作れる動画編集ソフト

Window10「フォト」未体験の方にぜひ試してほしいのは、動画編集ソフトとしての機能です。写真や動画ファイルを複数選ぶだけで、BGM付のスタイリッシュなムービーが簡単に作れてしまうからです。

例えば友達と一緒に旅行して撮った大量の写真や動画。そのままだと、なかなか後から見返すこともなくなってしまったりします。そんな時には、特にお気に入りの写真20枚ほどと動画をいくつか選んで、「フォト」でムービーを作ってみましょう。

まったく手間はかかりません。BGMにあわせて写真が次々と切り替わる素敵なムービー作品が瞬時に作られるはずです。「テーマ」を変えれば雰囲気もがらり変わります。

さらに「3D効果」などを使って、インパクトのある動画作品も作ることができます。

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