「ノートを上手にとれる人は勉強もできる人」
学生時代、そうノートの重要性について語られたことはないでしょうか。社会人になれば「手帳」も加わります。
情報はただ集め続けても意味がないもの。情報を上手にまとめ、後から見やすく使いやすく整理し、そこから価値あるものを作り出してゆくのに大きな役目を果たすのが・・・
「ノート」
です。 さらに自分の中に存在するアイディアをしっかりアウトプットし、練り上げ、具体的なアクションへとつなげていくためのパートナーにもなるはずです。
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無料デジタルノート「OneNote」
多くの情報をインターネット経由で得るようになり、そうした情報の記録や整理も、紙のノート・手帳ではなく、パソコンやスマホで行うという人が増えてきています。
情報の種類によって、メモ帳などのテキストエディターを使ったり、WordやExcel、パワーポイントなどいろいろ使い分けている人もいるでしょう。
マイクロソフトが提供する「OneNote」は、「デジタルノート」と呼ばれるカテゴリのアプリ。従来の紙のノート同様、情報を記録・整理したり、やりたいことやアイディアを書きとめたり、日記や旅行記などを作成するなど、主に自分自身が後で読むことを前提に自由なスタイルで書き込むことができるツールです。
現在多くの人が使っているWindows10に標準搭載されており、インターネット上からダウンロードして使うことも可能です。またパソコンだけでなくスマホアプリも提供されており、パソコンで作成した「ノート」をインターネット経由で同期させ、スマホで閲覧したり、編集したりすることもできるので、外出先でも、自宅&職場でも同じノートを活用できます。
OneNoteの用途~何に使えるの?
文章を作成するなら「Word」、数値データなどで表やグラフを作るなら「Excel」、プレゼン資料なら「PowerPoint」と、用途によって使うアプリは大体決まってきます。
それではOneNoteは何に使えるのでしょう?
WordやExcelなどが、用途はっきり決まっているのに対し、OneNoteがちょっとわかりにくいのは、「いろいろな用途に使える」自由度の高さゆえかもしれません。
「情報を一か所に集め整理しておく情報ストック場所」
と考えるといいかもしれません。
OneNoteでは、テキストや表、図、手書きイラストなど 種類の異なる様々なコンテンツを同時にまとめることができ、配置も自由自在です。その点ではPowerPointにも近いのですが、 PowerPointとは異なり「サイズ」が決まっていないので、より多くの情報をひとつの画面内に盛り込むことができます。
なので仕事であれば、会議の最中に議事録を作成したり、プレゼン資料を作る際の構成案作成などにも使いやすいでしょう。
プライベートでもいろいろな用途で利用可能です。たとえば旅行計画を立てる際に目的地の情報を収集し、スケジュールを組みなんて時にも便利です。日記、買い物メモ、備忘録なども、パソコン・スマホ両方から同じノートにいつでもどこからでもアクセスできるので、効率的です。
より具体的な用途はこちらをご覧ください。
→OneNoteの用途~何に使えるの?
OneNoteの基本的な使い方
WordやExcelなど、マイクロソフトオフィス製品を使い慣れている人であれば、難しい操作などは全くありません。
- 「ノート・セクション・ページ」という構造
- ページ内で情報を自由に配置できる「コンテナ」
- 情報はオンラインに保管され、スマホでも利用可能
この3点だけ理解できれば、きっとすぐ使いこなせるようになると思います。
OneNoteの便利な点&難しい点
ここは管理人の主観による部分なので、人によって変わると思います。
便利だなと思うのは・・・
- 文章・画像・表・手書きイラスト等を混在させられる
- 各ページサイズが決まっておらず縦横自由に展開できる
- テキストも画像も「コンテナ」で配置自由自在
- オンライン保存でパソコンからもスマホからも利用可能
一方、慣れるまでちょっと難しく感じたのは・・・
- 情報をノート・セクションにどう切り分けて整理するか
- サイズ無制限で配置自由なので、どう並べたらベストか
- オンライン保存(クラウド)に対する不安感
などです。