OneNoteの基本的な使い方

投稿者: | 3月 22, 2020

OneNoteはWindows10に標準搭載されており、アプリを起動するだけですぐに利用できます。他にブラウザ上・スマホアプリでも利用できますが、ここでは「アプリ版」を元に使い方を説明していきます。

INDEX

1.OneNoteを起動
2.「ノートブック」「セクション」「ページ」
3.新しいページを作成する
4.文字や図、画像を挿入
5.手書きで文字や図を描いてみよう
6.好きな位置に配置&移動できる 「コンテナ」

OneNoteを起動

まずは10分で理解できる、ごく基本的な使い方です。
Windows10に標準搭載されているOneNoteアプリを起動します。

画面左下のWindowsアイコンをクリックして「スタートメニュー」を開きます。そしてアプリ一覧から「OneNote」を探してクリックします。「OneNote」「OneNote2016」の2つがありますが、とりあえず最新版「OneNote」のほうを選んでおいてください(違いなどは別途解説します)。

ノートブック・セクション・ページ

まず最初に理解必要になるのが、OneNoteの構造です。

上のイラストでちょっとイメージしてみてください。

●ノートブック

まずこの一冊のノートが「ノートブック」です。特別な使い方をするのでなければ、まずはこの一冊の中にすべての情報を書き込んでいきましょう。一番最初の段階では、Microsoftアカウントの名前が入った「○○さんのノートブック」が自動的に作られます。

最初はノートブックは一冊だけにして、分類には「セクション」を使ったほうが便利です。

●セクション

OneNoteは、仕事や日常生活の様々な情報をまとめていくアプリですが、あとで探しやすいようにカテゴリごとに分類するためのものが「セクション」です。上のイラストでは、カラフルなラベルを横に貼って「生活」と書いています。

ライフスタイル関連なら「旅行」「お買い物」「日記」など、仕事であれば「議事録」「新規開拓メモ」「経費精算」やプロジェクト名でセクションを切ってもいいでしょう。

●ページ

実際にテキストや画像、手描きメモなどでコンテンツを作っていく部分が「ページ」です。上のイラストでは「お買い物リスト」「備忘メモ」というタイトルで始まるページがそれに該当します。

実際のノートのページと違い、1ページに書き込むことができる分量は限られておらず、いくらでも増やせますし、動画や写真を張り付けることもできます。

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使い始めはまだ用途もしっかりは決まっていないと思いますので、最初は「セクション」で細かく分類しようとはせず、自由に「ページ」を作っていくといいでしょう。「ページ」が一定数たまってくると、自然と分類したくなるものです。

新しいページを作成する

実際にテキストや図・写真などを盛り込んでノートを作る場所が「ページ」です。下部にある「+ページの追加」をクリックすると新しいページが作成されます。

ページの中には「タイトル」「作成日時」「本文」があります。上の画面では「買い物リスト」がタイトル、その下に作成日時が自動的に入力され、さらに下がすべて本文エリアとなります。

タイトル欄に何か書き込んだら、その下の広い本文エリアの好きな場所をクリックしてみてください。文字が入力できるようになるはずです。テキストを入力すると、その周囲に細い枠が浮かび上がってきます。これが「コンテナ」です。

テキストも図もすべてこの「コンテナ」の中に収められ、自由自在に動かすことができます。

文字や図、画像を挿入

まずはテキストを入力してみましょう。これは他のOfficeアプリとも一緒なので、特に難しいことはないでしょう。メニューバーの「ホーム」タブには、テキストのフォントやサイズ、色、太字、蛍光ペンなど様々な文字装飾のメニューが並んでいます。

また「挿入」タブをクリックすると、今度は表・ファイル・画像・オーディオなど、テキスト以外のものを挿入するためのメニューが現れます。

試しに写真や表など挿入してみましょう。テキスト入力と同様、周りに薄い縁が現れます。これも「コンテナ」で、ドラッグさせることで好きな場所に配置を変更することができます。

手書きで文字や図を描いてみよう

さらに便利な機能が「手書き」です。

最近のノートパソコンの多くはタッチディスプレイになっています。またタブレット型パソコンを利用している人も多いでしょう。私はマイクロソフト社の「Surface Pro」シリーズを愛用しています。

手書きにはメニューバーの「描画」タブを使います。

見ればだいたい理解できるでしょう。ペン先の種類、色を選び、「マウスまたはタッチで描画」アイコンをクリックすれば、あとはマウスや指、タッチペンで自由に手書きの文字や図形を書き込むことができます。

使い方はいろいろです。

文章を書いた後、特に大事なところに蛍光ペンでマークするといった使い方もあります。もちろんテキスト入力でも蛍光ペン効果を加えることはできますが、手書きならタブレットとして手持ちで移動中にでも楽に操作が可能です。

手書きで書いた図形をきれいな円や直線に変換する機能もあります。

好きな位置に配置&移動できる 「コンテナ」

OneNoteの大きな特徴は、テキストや図形、表、手書きなどをひとつの画面上に混在させられることです。

同時に、それら混在させたコンテンツを、自由自在に配置できる点もOneNoteならではでしょう。それを実現してくれるのが「コンテナ」という枠です。

テキストも図も表も、すべて「コンテナ」の中に描かれており、マウスでドラッグして好きな場所に移動できます。Wordやパワーポイントと違い、一枚のページ・スライドごとにサイズが決まっているわけではありませんので、縦にも横にも自由に広げていくことができます。

またテキストのコンテナは、簡単に結合したり分割したりすることもできます。Wordだと「段組み」などを利用しないといけないレイアウトも、OneNoteであれば、いくつかのコンテナに分割して横に並べれば済み、ラクチンです。

慣れるまでちょっと時間がかかるかもしれませんが、一度コツを覚えてしまうと、本当に便利な機能です。